パリ(3) Slide show
 眺望の良いモンマルトルの丘、象徴的な建造物のエトワール凱旋門、代表的なシンボルのエッフェル塔を観光する。08.8.9
 
 モンマルトルの丘では20世紀初頭までピカソや貧乏な画家達が、安アパートのアトリエで制作活動を行っていた。その後急速に観光地化・高級住宅地化が進み、地価高騰と混雑を嫌った芸術家たちは、セーヌ川の反対側にあるモンパルナスに移っていった。
 地下鉄駅を出てモンマルトルの丘に向かう。通りは「観光客」で溢れていた。
 標高130mの丘に登るには、この階段を上がるか、ケーブルカーに乗る。この日は「自転車レース」のイベントが行われていた。

 丘の中腹から「パリの街並み」が一望できる。
 丘の頂上には73年間かけ1889年に完成した「サクレクール寺院」が建っている。当時のフランスは、プロシャ王国との普仏戦争に敗れ、パリコミューン争乱の後遺症にも苦しんでいた。戦争の犠牲になった兵士と市民の死を悼むために、政府とカトリック教徒に寄って建てられた。 
 寺院前が自転車レースの「ゴール」になっていた。
 丘の上の中心に「テルトル広場」がある。画家が観光客の似顔絵を描いていた。フランス人形に似た笑顔がとても可愛い。

 丘の上のレストランで太った老夫婦?が余り面白くなさそうに「食事」をしていた。メニューはフランスパン、ワイン、ビール、肉料理とシンプルで美味しそうである。
 丘の上には「飲食店」が沢山あって混み合っていた。
 寺院側の通りに「土産店」が並んでいた。
 
 エトワール凱旋門はナポレオン一世が1836年に建てた凱旋門である。古代ローマ時代の風習にならって、軍事的勝利をした将軍や皇帝が凱旋式を行うのに用いられた。高さ50m、幅45mで屋上は展望台(入口が分かり難いので要注意)になっている。世界で最も美しい通りと称されるシャンゼリゼ通りは、この凱旋門とコンコルド広場の間にある。
 シャンゼリゼ通りの車道から見た「エトワール凱旋門」。この門の屋上は展望台になっている。

 門には「フランス国旗とEUの旗」が掲げられていた。
 展望台へ入口のはシャンゼリゼ通りつき当たりの「広場」にある。
 展望台に上がるには「黄色い目印の階段」を降りてエレベーターに乗る。幼児がお土産品を眺めていた。売人はヤヤ怪しげなオジさんであった。
 展望台からコンコルド広場方向を眺める。通りの左側に停車中の赤い観光バスの横に、展望台入口の「黄色い目印の階段」がある。建物脇にある階段は地下鉄の入口。

 この大通りが有名な「シャンゼリゼ通り」でシャンソン歌手、越路吹雪が「オー・シャンゼリゼ」を歌ったことで日本でも広く知られる様になった。
「モンマルトルの丘」の「サクレクール寺院」が遠くに眺められる。
「エッフェル塔」も眺望できた。パリの眺めはここからが一番素晴らしい。方向音痴で何度も探し廻りヤット上ったが、苦労した介があった。

 観光客が「展望台」でエッフェル塔をバックに記念撮影していた。
 展望台には「螺旋階段」もあり下りは歩いて降りた。丈夫そうな手すりが付いていたので怖くは無かった。
 シャンゼリゼ通りの横断歩道から眺めた「凱旋門」。ヒトラーも戦車に乗り、ここを凱旋した。「パリは燃えているか」の暴言で破壊されなくてホントに良かった。
 シャンゼリゼ通りのブランド「ルイビトン」の店舗。通り全体は想像していたより地味で、ファッショナブルなパリジャンやパリジェンヌは歩(かっぽ)していなかった。ショッピングなら日本の銀座や新宿の方が開けている。シーズンオフなのかも知れないが…。
 
 エッフェル塔は1889年開催されたパリ万博に建てられ、アンテナを含め高さは321mある。第2展望台までは階段があり徒歩で上れるが、最上階の第3展望台へはエレベータに乗らないと上れない。ここからの夜景は素晴らしいのだが8月の日没は10時頃なので、ホテルへ帰る方法と時間が心配であった。10時過ぎに流しのタクシーに乗ってホテルまで30分近くかけて帰ったが21ユーロ(3500円)と予想外に安かった。
「セーヌ川」に架かるアルマ橋から眺めた「エッフェル塔」と「ドゥビリ橋」。遊覧船が大勢の観光客を乗せて巡っていた。
「シャイヨー宮」からエッフェル塔をバックに記念撮影。観光客が大勢いた。
 同所から「エッフェル塔」を撮影。東京タワーとは全く異なったコンセプトで建てられている。比較の対象外で素晴らしいの一言に尽きる。

 凡人向けの華の都パリ観光は「エッフェル塔」から始まる。お勧めの一望である。
 中国人が「結婚式」の記念撮影をしていた。パリで挙式するのだからスーパーセレブなのであろう。
 塔へ上る「チケット発売所」。最上階第3展望台へのエレベーターは、時間切れでチケット販売を終了していた。やむなく階段専用の、第2展望台チケットを購入する。

 一時間も列んでチケットを買ったが、後方には未だ「行列」が続いていた。
 セーヌ川の反対側を、高さ115mの第2展望台から眺める。遠くに「アンバリッド教会」のドームが望めた。この下にナポレオンの遺体が安置されている。

 セーヌ川と共に暮れる「黄昏のパリ」の風景。
 セーヌ川沿いの夜景。手前が「ドゥビリ橋」、中央が「アルマ橋」。
 塔の真下にある「イエナ橋」と、セーヌ川を隔てた「シャイヨー宮」の夜景。
「アシャン・ド・マスル公園」は川を隔てシャイヨー宮の反対側にある。左側には「アンバリッド教会」のドームがライトアップされている。更に遠方には「モンパルナス・タワー(210m、56階)」の超高層ビルが見える。省エネなのかパリの夜景は全般的に暗かった。

 展望台への「行列」は10時を過ぎても未だ続いていた。
 ブルーに「ライトアップ」され、星の様な光が激しく点滅していた。
 星印は「EUのマーク」を表している。10時を過ぎたので大慌てでタクシーを拾いホテルに戻った。
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