モン・サン・ミッシェル Slide show
 司教オベールによって大天使ミカエルを奉る聖堂が708年トンブ山に建てられた。その後増改築を重ねて13世紀にほぼ現在のような形になった。中世以来、海に浮かぶ神秘の修道院は干潮時だけに陸と繋(つな)がり、カトリックの聖地として多くの巡礼者を集めてきた。しかし1877年に地続きの道路が作られ、大がかりな修復工事が行われ観光地化された結果、現在は聖地としての佇(たたず)まいを失いつつある。だが、今も少数の修道士が在住しミサが行われている。フランスのピラミッドとも称され、世界中から年間250万人以上の観光客が訪れ、フランス西部有数の観光地となっている。島の周囲約900m、尖塔までの高さは150mある。08.8.9
 トウモロコシ畑の彼方に幻想的に浮かぶ「モン・サン・ミッシェル」。これが海か干潟なら更に感動的なのだが…。

「牛」がノンビリ牧草を食べていた。14世紀にはこの辺りにも村が広がっていた。
「神秘の修道院」に近づけば、島ではなく道路で繋がり岬になっていた。(2015年に橋が開通し道路は撤去された)
 バスを降りて「王の門」に向かう。入口には鎖で上下する木の橋がある。

 中に入ると修道院に向かう「グランド・リュ参道」は超満員であった。
 参道を登って「修道院に向かう」。後方も超満員である。
 お土産屋の「店員さん」が手を振ってくれた。美人の「日本人店員」もいたが、途中で寄り道すると迷子になるので眺めるだけにした。

 ここの名物「オムレツ」である。美味しそうな色をしているが、お味の方は忘れてしまった。
 現在も「修道士が住んでいる建物」だそうだ。中世と同じ暮らしをしているのだろうか、覗いて見たいものである。
 上階にある「西のテラス」から見たファザード(正面)。尖塔と鐘楼、先端には金メッキされたミカエル像がある。ここから湾の干潟が一望出来る。

 ファザードをバックに「現地ガイド」さんと記念撮影。パリジェンヌかな?。
「内陣(本堂)」は75年かけて1521年に完成した。高さは25mあり高窓が付いている。
 修道院の「回廊と中庭」ここも超満員であった。
「騎士の間」14世紀、英国との百年戦争でフランス軍が城塞として使用していた。それに相応く頑丈そうな柱である。
 囚人の食物を引き上げるため「車輪」。1820年は牢獄として使われていた。囚人が中に入り、ハツカネズミの様に回して食物を引き上げた。

 欧米人観光客の「可愛い女の子」たち。白人の少女は少なかった。
 幼児がお土産の本を眺めながら、「可愛い舌」をペロリと出している。美味しいそうな絵が描いてあるのかも知れない。
 拝観料は8ユーロ(1299円)で、「駐車場」は大入り満車であった。中世の景観を取り戻すため、2〜3年後にはこの道路を橋に変えるそうだ。
BACK NEXT