ト ロ イ Slide show
 ヨーロッパ文明は全てアジアのトロイ文明から始まり、紀元前17世紀には既に下水道があったとされている。この遺跡は1837年にドイツの考古学者シュリーマンが発掘したもので、紀元前32世紀から紀元後5世紀まで異なった時代の9層の都市遺跡が重なって出土した遺跡である。紀元前8世紀の古代ギリシャの詩人ホメロス(当時はホームレス)の叙事詩「イリオス」に記述されたトロイア戦争の都市は第7a層の紀元前13世紀にあたる。ドイツの考古学者シュリーマンは、このお伽話(おとぎばなし)を信じて発掘し遺跡と財宝を発見してドイツに持ち帰った。現在その財宝はロシアの美術館に保管されているそうだ。遺跡観光 アイワルク 07.5.10
 
 遺跡観光 ここの遺跡は世界遺産に登録されているが、そのほとんどが廃墟状態であり大きなトロイの木馬以外は凡人向けの遺跡観光地とは言い難い。
 アエロフロート・ロシア航空で成田からモスクワを経由し、ヨーロッパ側にある「イスタンブール空港」に深夜到着する。乗り継ぎの待合い時間を含め所要時間は疲労困憊の24時間!!。

 早朝眠い目を擦りながらトロイを目指してイスタンブールの「ホテル」をバスに乗って出発する。
 途中の高速道路から「モスク」が見えた。
 トイレ休憩で土産店に立ち寄る。トルコのトイレは原則有料(1/2ユーロ)である。「木馬の土産品」が並んでいた。

 美しい「マルマラ海」を眺めながらエジェアバトのフェリー船着場に向かう。
「ダーダネルス海峡」をフェリーに乗り30分間かけてアジア側にあるチャナッカレに渡りトロイに向かう。
 トロイに到着する。見上げる程に大きな「トロイ木馬の模作」が立っていた。最近新しく作り替えたので綺麗な色をしていた。
「トロイの木馬」はトロイア戦争でこの中に数十人のギリシャ兵士が潜みイリオスを滅ぼす物語だが、これは神話を元にしたお伽話である。

 遺跡の入口に穀物の保存などに使われたという底の尖った「壺」や「水道の土管」が置かれていた。
 南西門の通路に使われた坂道「ランプ」は大きな大理石の敷石で舗装され両脇が整然と縁取られいる。
 儀式に使われた「聖域」で、ペルシャ王やアレクサンダー大王がここで神々に牛などの供物(そなえもの)を捧げたとされている。井戸が2つあり生贄の血を貯めたり流したりした。
 ローマ支配時代に造られた小劇場の「オデオン」で木製の屋根が付いていたとされる。大劇場も有ったそうだが完全に崩壊し痕跡をとどめていない。
 
 アイワルクはエーゲ海沿いの小さなリゾート地である。海水浴シーズンには海もホテルも満員になるそうだ。
 夕食時に美人の「現地ガイドさん」らしき人と記念撮影。トルコの人は気さくで陽気である。
 エーゲ海の砂浜で地元の人が「夜釣り」をしていた。
 ホテルの窓から眺める朝の「エーゲ海」は素晴らしかったが、ノンビリする間もなく早々に出発してベルガマへ向かう。
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