台 北(1) Slide show
 台湾の首都で面積は約272平方キロメートル(千葉市位)に261万人(大阪府位)の住民が密集して居住している。故宮博物院 台北101展望台
 
 故宮博物院は1960年代から1970年代に中国共産党の毛沢東が起こした文化大革命の暴動で貴重な文化財や歴史的遺産を台湾に持ち出し保護するという役割を担った。毛沢東は文化大革命で自国民を含め数千万人を殺害し貴重な文化遺産を破壊するなどの蛮行をしたとされるが、中国天安門広場前の壁には毛沢東の大きな肖像画が描かれ現在も中国内の貧しい国民には人気を博している。蒋介石が台湾に持ち出した宝物は中国古来の書や陶器、仏像などが多く凡人の好む金銀宝石は少ない。紛争中に金目の物は誰かが持ち去ったのであろう。中国の紫禁城(しきんじょう)は世界最大の宮殿であり世界遺産に登録されている。個人的には紫禁城に軍配を上げる。
 三希堂をバックに「集合写真」を撮った。プロカメラマンの腕がよいのか色鮮やかな映りである。

 博物院内は「全面撮影禁止」である。背景は第一観覧エリアにある「三希堂」。
 
 台湾の博物院は紫禁城の大きさには「遠く及ばない」。建物などの色はこの方が実物に近い。
 
 展示品は書、墨絵、陶器なのが殆どで凡人の好む「金銀財宝は数少ない」。ご当地の若者も大勢見学に訪れていた。
 背景は三希堂の隣にある「第一行政ビル」。院内の展示室は迷路のように入り組んでいる。貴重な文化財を理解するには数日かけて見学する必要がある。
 第一観覧エリアから見た「下の広場」の様子。
 
 台北101展望台は高さ508mの世界で最も高い建造物である。設計は台湾、施工は台湾と熊谷組の共同で行われた。何でもかんでも世界一にこだわっている。
「展望台」は遠くからでないと全景は見えない。昼間の景観は「ミサイル発射台」のようで見栄えが悪い。
「金品茶楼」(ジンピンチャロウ)は、ご当地の有名なレストランである。奥で従業員の手作り料理風景が見られる。
 
「小籠包(しょうろんぽう)」など「点心(テンシン)料理」を食べた。高級料理らしいのだが、味オンチなので餃子や肉まんと大差なかった。

「夜の台北」を車に乗って展望台に向かう。
 下から見た「展望台」。周囲が高層ビルに囲まれているので夜景の展望台全景は見えない。

「展望台入り口」。
 内部にはブランド品の広い展示即売フロアーがあったが不景気なのでお客さんの姿は疎であった。
 展望台の上りエスカレータ周囲にはご当地の若者が「大勢で話していた」。中国人かも知れないが…。
 
 エレベータ内にある「表示板」。高さ382mの89階を37秒の世界最速で上る。違和感のない乗り心地であった。
 
 エレベーター最上階の「展望台」は思いの外お客さんの姿は少ない。
 展望台からの夜景は「綺麗」であった。
 日中の展望も見てみたいものである。
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