台 南 Slide show
 人口70万人(1995)、台湾最古の都市で四季を通じて暖かく、長い歴史を今日に伝える数々の文化財や史跡が点在している。市内観光 赤嵌樓(せきかんろう) 延平郡王祀(えんぺいぐんおうし)
 
 市内観光 台南市内の様子。
「台南空港」は中華民国空軍が管理しているが、最近は国際線が併設され中国からの観光客が増えている。客待ちのタクシーが行列していた。
 椰子の木の上空に「戦闘機」が爆音を轟かせながら飛び回っていた。中国よりも日本人を威嚇しているような緊張感があった。
 街中は親子「三人乗りのバイク」が走っていた。中華思想とは縁のないノンビリしたお国柄のようでもある。
 
 赤嵌樓(せきかんろう)は1652年にオランダ人が創設したが、1862年の清代に地震で全壊し「海神廟」と「文昌閣」に建て替えられ、日本統治時代には陸軍病院として使用された。グーグルマップ台南市中区民族路二段212号
 入り口の左右にある「獅子(こま犬)」。左側は雌で子供を抱えている。
 入り口を通ると「海神廟」があり、右側にはオランダ人を追い払った「鄭成功(てい せいこう)の像」がある。廟の前には1788年に作られた「九枚の石版」が並んでいる。

 ご当地の小学生が見学に来ていた。服装は日本の子供と同じである。
 海神廟から見た「文昌閣」。二つの建物は同じようなデザインである。

 南側にある「海神廟」の入り口。
 中に入ると「鄭成功(ていせいこう)」の肖像画が掲げられている。
 二階には漢族楼船、広船、南京船、蒙衝船などの「大型船舶模型」が陳列されている。

 海神廟から見た「中庭の様子」。芝生の横に鄭成功の像が見える。
 海神廟から見た「文昌閣の屋根」。
 北側にある「文昌閣」の入り口。文昌閣は受験や学問の神様「文昌帝君」をまつるために建てられた。
 一階には「書院教育」と書かれた丸い穴の開いた板があった。中国の「書院」とは「講学の場所」を意味する。
 二階に上がると学問の神様「魁星爺(かいせいじじ?)」が奉られていた。
 
 延平郡王祀(えんぺいぐんおうし)オランダ人を追い出した鄭成功(ていせいこう)をまつったもので1662年に創建された。グーグルマップ 台南市中西区開山路152号
 入り口のそばにある大きな「ガジュマルの木の根」。この木の北限は屋久島だが観葉植物として日本国内でも栽培されている。

「前無古人」と書かれた「三川門」を通って中に入る。
 境内を進むと「正殿」がある。
 正殿には「振興中華」の額が掲げられていた。中華思想を表す看板がある。
 中にはご当地きっての英雄「鄭成功の像」がまつられていた。オランダの植民地化が余ほど屈辱だったのであろう。
 建物の前にある高さ8mの「鄭成功の石造」。これは中国泉州市から当地に贈られたものである。
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