ラ サ(2) Slide show
 昨夜は部屋に置いてあった酸素ボンベの残りを一晩中吸ったので寝起きは良かった。二日目の今日はラサ観光のメイン、ポタラ宮殿を見学する。ノルブリンカ ポタラ宮殿 大昭寺 八角街
 
 ノルブリンカは宝の庭と言う意味でダライラマ7世が1755年に建てた夏の離宮である。歴代のダライラマがここで夏(4月〜9月)を過ごしていたが、1959年3月に人民解放軍がラサに侵攻しダライラマ14世はこの離宮から密かに脱出して難を逃れた。
 バスを降りて「ノルブリンカの入り口」に向かう。
 入り口近くにあるダライラマ8世の離宮「ケルサン・ポタン」。

 近くにチベット人の「親子」がいた。
 東の端にある離宮。髪の長い「チベット人」が見学していた。
「タクテン・ポタン」にはダライラマ14世の調度品が残されている。
 添乗員の「S.Mさん」。2015年に結婚され中欧を担当している。

 懐かしい「ツーショット」。
 タクテン・ポタンの向かい側にある「ツォキル・ポタン(湖中楼)」。
 門の外に「狛犬」が座っていた。
 
 ポタラ宮殿は17世紀にダライ・ラマの住居として、また政治と宗教を司(つかさど)る宮殿として築かれた。4000mの天空にそびえるその姿はチベット仏教の神仏が宿るに相応しい様相をしている。宮殿室内の見学時間は一時間に制限され写真撮影は禁止である。室内にも階段があり時間内に上がり降りするのが精一杯で中の様子は忘れてしまった。当日は中国要人の訪問で一般観光客の見学時間が急遽(きゅうきょ)繰り上げになった。その夜市中で花火が上がっていたから余ほど偉い役人が来たのであろう。ご当地では毎度のことらしい。
 午後一番に「ポタラ宮殿」に向かう。この宮殿が無ければ「ラサ」もこれ程有名にはならなかったであろう。

「団体客用入り口」の様子。
 ここから「299段の階段」を上る。
 階段の途中で「ポタラ宮広場」が見えた。
 富士山頂と同じ高さにある「正面階段」を上る。
 外の階段を上り終え「一休み」。高山病でギブアップしなくて良かった。

 入場口を通って屋上に上がると「東庭(とうてい)」がある。ここから一時間内に見学を終えなければならない。
 東庭にある「白宮(はくきゅう)」は当時の政治を司る場であった。みんな急いで宮殿内見学に向かう。
 白宮と紅宮(こうきゅう)の薄暗い室内の見学を終えて「ラサの街」の様子を眺める。アパートやマンションが密集して建っていた。

 僧侶が「記念写真」を撮っていた。
「下り階段」を降りて駐車場に向かう。
 バスの窓から青空にそびえる「ポタラ宮殿」を眺めたが、疲れ果て宮殿内の様子はスッカリ忘れてしまった。

 夕方「ポタラ宮広場」でチベット人の「現地ガイドさん」と記念写真を撮った。薄い空気で息を切らせ制限時間内の説明ご苦労さまでした。
 夕刻の「ポタラ宮殿」。ライトアップの宮殿も撮りたかったが、ダウン寸前で贅沢な注文である。
 宮殿の屋上と広場に翻(ひるがえ)る「中国旗」。兵士が旗の下で歩哨し公安が周辺をパトロールしていた。これが「チベット・ラサの実情」である。
 
 大昭寺(ジョカン寺)はラサの中心部にあるチベット仏教の総本山で7世紀半に建立され、五体投地巡礼者の最終目的地である。チベット仏教の教えは現世との執着を絶ち、死後の世界を信じて修行すれば肉体が滅んでも魂が成仏すると説いている。
 大昭寺の「入り口」。黄金の「法輪と臥鹿」が屋根の上に立っている。

 門を入ると僧侶が「教理問答」をしていた。
「ジョカン寺主殿」の黄金屋根。
 この「法輪」は金銅の打ち出しだが純金なら既に盗まれているであろう。「黄金のオーラ」を浴びながら旅の安全を祈願した。
 屋上から眺めた「バルコル(八角街)」の様子。遠くにポタラ宮殿が望め古(いにしえ)は巡礼者の参拝で賑わったであろう。
 寺の入り口に向かって「五体投地」をしていた。10万回祈ると功徳があるとされる。過酷な作法に見えるが、日本の過労死就業の方が余程過酷である。
 
 八角街(バルコル)は大昭寺を中心に長さ1.5km、幅9mの環状の歩道に沿って賑わう繁華街で沢山の土産店が軒を連ね大勢の見物人が行き交っていた。この通りを右回りに巡礼すれば功徳があるとされている。
「羊を連れた信者」が巡礼していた。
 信者が「転教器(マニ車)」を回しながら巡礼していた。

 裕福そうな「子ども連れ」のチベット人。
 大昭寺に向かって「五体投地」で進む巡礼者。
 投地で鍛えた「太い腕」で静かに祈っていた。悟りの境地に達したのであろうか…。

 見学者入り口の隣にある立派な「大昭寺の正門」。
 正門に向かって信者が「五体投地」を繰り返していた。
 その後ろに「大勢の見物人」が屯(たむろ)していて「大きな銃」を背負った公安が威嚇しながらパトロールしていた。

 同じ場所で「チベット人?の巡査」がノンビリと五目並べをしていた。
「バルコルの商店街」は大勢の人が行き交っていた。

「杖を突いた老人」。
「マニ車を回す老人」。
「祈祷の水を被る女性」。
「サンバイザー帽を被った僧侶」。

「若い僧侶の買い物」。
「土産品を買う僧侶」。
「土産店の仏具」。
 中国将棋の「チャンシー」をしていた。

 ジョカン寺の前をパトロールする「人民解放軍兵士」。
 広場をパトロールする「兵士」。
 バルコルに仮設された「兵士の詰め所」。
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