厳島神社 Slide show
 厳島(いつしま)神社は推古元年(593)に安芸(広島県)の豪族、佐伯鞍職(さえきのくらもと)が創建したとされる。平安時代(1168)に平清盛が現在の規模に造営し、弘治元年(1555)に厳島の合戦で勝利した毛利元就が再建修復した。社殿は海水がさしひきする洲浜(すはま)にあるので床柱が腐食し易く、現在まで幾度となく修理再建がくり返された。平安の昔さながらの荘厳華麗な姿を今日まで伝え平成8年(1996)に世界文化遺産に登録された。潮汐(ちょうせき)時間は日々変わるので観光には満潮時を選んで行くのが望ましい。2009年11月15日の満潮は9時14分と21時00分、干潮は15時15分であった。09.11.16
 宮島に渡るにはJR宮島口駅で下車し宮島松大汽船かJR西日本の「フェリー」に乗る。

 JR西日本のフェリーに乗るとデッキから「大鳥居」が見える。
 干潮時の社殿から見た「大鳥居」。水が無いと余り態(さま)にならない。
 室町時代(1407)に建てられた「五重の塔」と社殿。
 国宝の「高舞台」。看板には「平清盛公が厳島神社に伝えた優雅な舞楽がこの舞台で舞われます」と書かれている。
 干潮時の「大鳥居」。水に浸からなければ平凡な鳥居である。対岸の山に土建国家を象徴する無粋なホテルが建っていた。

「ロープウェイ」に乗って獅子岩展望台(標高430m)に向かう。下に広がる弥山(みせん)の原始林も世界文化遺産に含まれている。
「獅子岩展望台」からの眺め。右側の小島は海上自衛隊の施設がある「江田島」。獅子岩から1km程登ると弥山展望台だが、下りのロープウエイ時刻に間に合わないので即下山した。

 ライトアップされた「社殿の夜景」。ロープウェイが混み遭(あ)い下山すると辺りは真っ暗闇になっていた。
 ライトアップされた「大鳥居」。鳥居の高さは16mある。明日の朝再来するためJR宮島口に戻って宿を探した。出来れば島内の旅館に一泊したい。

 朝の「大鳥居」。朝日に染まって荘厳華麗な姿で水面に立っていた。現在の鳥居は、平清盛が建てた初代から数えて8代目で明治8年に再建された。
 満潮時の「大鳥居と社殿」は現世の竜宮城と賞されている。神社を洲浜(すはま)に建てたのは神聖な島を汚(けが)さないためとされている。
「五重の塔と社殿」。回廊の長さは合わせて約299mもあり、平安時代さながらの眺めである。

「拝殿」では礼拝が行われていた。
「茶会」が開かれ家元二世らしき人がお茶を点(た)て和服姿の弟子に振舞っていた。
 厳島神社「能舞台」で行われた「献茶会」の様子。これは毎年秋に家元がお手前を披露し、点てたお茶を神前に奉納する行事である。
 古い家屋の「土産店」に伝統工芸品が並んでいた。
 宮島には人馴れした「鹿」が沢山いる。鹿に見送られ島を後にした。
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