サンクト・ペテルブルグ(3) Slide show
 壮麗な噴水のピヨートル夏の宮殿、フォークロア・ショーのニコライ宮殿。世界3大カテドラルのひとつ聖イサク寺院、ネヴァ川沿いの運河を巡る運河クルーズ、お勧め土産店の自由市場09.8.9
 
 ピヨートル夏の宮殿(ペテルゴフ)は市内から西へ30Km程離れた湾岸沿いのペテルゴフにある。ピョートル大帝が建てた宮殿で、第二次大戦中大きな被害を受けたが現在は以前にも増して壮麗な輝きを持つ宮殿に復元された。
 宮殿入り口の屋根にある「金色の飾り」。入場者が大勢並んでいた。
 中央から見た「噴水と宮殿」。階段からも急流の滝が落ちていた。
 壮麗な「噴水」はベルサイユ宮殿の影響を受けて製作されたと言われている。

「ライオンの口を引き裂くサムソン」の噴水はスエーデンとの戦勝記念に築かれた。
「海の怪物の口を引き裂くトリトン」の噴水。何の戦勝記念か不明だが当時のロシアは連戦連勝だったのであろう。
 大雨に見舞われ下着までビッショリになった。夏場涼しい当地に噴水は不釣り合いである。ピョートル大帝がルイ14世のベルサイユ宮殿と張り合って建てたものと思われる。
 
 ニコライ宮殿(労働会館)は聖イサク寺院の近くにある劇場で、当初ニコライ・ニコラエヴィチ大公が住んでいたが、ソ連時代に労働会館となった。現在は初期の装飾の一部を保存し外国人観光客用フォークロア・ショー(民族舞踏)が行われている。
 カラフルで重厚な「ニコライ宮殿」の正面。
「フォークロア・ショー」の様子。客席は満員御礼で男性ボーカルが「モスクワの夜は更けて」などを歌っていた。

 軽快なテンポで「カチューシャ」の歌声が響き渡っていた。
 ロシア人の民族衣装を着た「フォークダンス(民族舞踏)」の様子。
 陽気な歌声を期待して売店でCDを買ったが明るいのは2曲位でその他は暗い宗教音楽であった。
 観劇後に宮殿内にある食堂でお仲間と「夕食」を摂った。
 
 聖イサク寺院は街の中心部に位置し、金色のドームは高さ101.5メートルもありその偉容を誇っている。ピョートル大帝に縁(ゆかり)のある寺院だが焼失などのトラブルで、現在の寺院はアレクサンドル1世の時代に1818年から40年間をかけ、何百人もの労働者の命を犠牲にして完成させた。世界3大カテドラルのひとつでローマのサンピエトロ寺院、ロンドンのセントポール大聖堂についで3番目とされている。第二次大戦中ドイツの攻撃で危機に曝(さら)されたが、ソ連崩壊後に博物館から寺院としての活動を再開した。
「威風堂々の聖イサク寺院」。金色のドームは100kgの金箔で覆われている。だが時価3億円弱だから目玉が飛び出る程の金額ではない。
 イサク広場から聖イサク寺院に向って立つ「ニコライ1世の銅像」。彼はアレクサンドル1世の弟である。
「ニコライ1世の騎馬像」と後方にある「マリインスキー宮殿」。この宮殿には1991年からサンクト・ペテルブルグ市議会が置かれている。
  
 運河クルーズはネヴァ川から町中に入り込む無数の運河を巡って行われる。北のヴェネツィアとも呼ばれるが、遊覧船はゴンドラではなくエンジン付きの観光船なのでヴェネツィアの様な風情は無い。
 橋の上から「手を振って」くれた。
「ペテロパブロフスク要塞」はピョートル大帝がロシア帝国の海の玄関口に築いた砦で塔の高さは122.5mある。だが本来の用途に使われることは無く牢獄に流用された。

 ネヴァ川から見た「宮殿橋」。橋の左端が「エルミタージュ美術館」、右端の高い塔は「クンストカメラ」博物館、画面右端に「ロストラの燈台柱」が見えている。
 ネヴァ川の川岸沿いに建つ「重厚感のある建物」。ヴェネツィアよりスエーデンのストックホルムの風景に似ている。
「クルーズ遊覧船」の後部デッキに立つと眺めが良い。背景の大形帆船はレストランらしいが詳細は不明。
「トロイツキー橋」の向こうに見える「聖イサク寺院」の金色のドーム。高さが100m以上もあるので遠方からも良く見える。

 サンクト・ペテルブルグとペテルゴフ間を30分で結ぶ水中翼の「高速連絡船」。
 ネヴァ川とフォンタンカ川が交わった川縁にある「夏の庭園」とピョートル大帝の「夏宮殿」。広い公園だが修復中なので一般入園はできない。
 フォンタンカ川に架かる橋の側にある「チージック・ピィージック(ずんぐりした鳥)の像」。この台にコインを乗せると願い事がかなう言われている。川に落ちたコインは子供たちが潜って拾っていく。

 ネヴァ川の支流「モイカ川」と川沿の建物。
 モイカ川沿いにある「日本領事館」。異国で見る日章旗にノスタルジーを感じる。
 この橋を潜ると船着き場に着く。ここの運河の橋は高さが低く注意しないと頭をぶつけるので「非常に危険」である。後ろ向きに立っていたので危うく後頭部をぶつけるところであった。後にも先にも海外旅行で「一番怖い思い出」である。
 
 自由市場はモスクワ駅(サンクト・ペテルブルグ)の近くにある大形食料品店で肉、魚、野菜、果物の生鮮食品が沢山並んでいた。酒類はないがお菓子、チョコレートも売っている。
「果物売場」に「大きな西瓜」が並んでいた。建物は古いが店内は綺麗に清掃されている。
「野菜売場」には「トマト」などが並んでいた。日本産より全て大ぶりである。
「魚売場」に「大きな川魚?」が並んでいた。照明が悪いのか余り美味しそうに見えなかった。

 肉料理が好きなのか「肉売場」の面積が一番広い。
 街は夏期休暇中なので「店内」は空いてガランとしていた。
 ここの「菓子売場」のカステラとチョコレートは低価格で日本ではとても味わえない位美味く「超お勧め品」である。
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