セルギエフ・ポサード Slide show
 11〜15世紀間に栄えた「黄金の環」と呼ばれるロシア諸公国首都の一つで、ロシア正教のメッカでもある。また木彫りの民芸品「マトリョーシカ」の産地として知られている。人形の由来は19世紀末、日本の箱根細工「入れ子人形」をロシア人修道士が持ち帰って作ったのが始まりとも言われている。09.8.9
 14世紀の中頃、聖セルギエフによって創設された「トロイツェ・セルギエフ大修道院」。見張り塔を備えた高さ12m、周囲1kmの城壁はモンゴル・タタールの襲来を防いだ。

「大修道院の門」の前をベビーカーを押した参拝者が歩いていた。
 門を通ると教会があり「宗教画」が描かれていた。ここで入場券を購入して境内に入る。
 境内に入ると厳めしい顔をした「神父さん」が立っていた。ここには神学校が併設されており、現在でも数百人の僧侶たちが生活をしている。

 かつて僧侶たちが使っていた「食堂」。
 食堂内には「黄金の祭壇」があり、奥に進むとイコノスタス(イコンで覆われた壁)がある。
 見事な「黄金のイコノスタス」。これ程の黄金に囲まれて食事すれば、さぞかし食欲も湧いただろう。
 青と金色の円屋根が輝く「ウスペンスキー大聖堂」。セルギエフ・ポサードのシンボルとして、イワン雷帝の命により16世紀初頭にモスクワ・クレムリンのウスペンスキー聖堂を模して建てられた。

「ウスペンスキー大聖堂」の右前にあるピンクの「聖霊降誕教会」。手前の天蓋の下には聖なる水が湧きている。
  
 ウスペンスキー大聖堂内の全体を覆う「金箔のイコノスタス」。

 天井まで描かれたフレスコ画の「イコン」。
 床から天井まで「荘厳な金色」に輝き見る人を圧倒させる。
 聖セルギエフが(まつ)られている「トロイツキー聖堂」。1442年に建てられ現在も棺が安置されている。右奥に見えるのは「博物館」。

 鐘楼のある「ドゥホフスカヤ聖堂(1447年)」。左奥に「聖霊降誕教会」が見える。
 18世紀に建てられた高さ88メートルの「ブルー鐘楼」。
 城壁の外周を警邏(けいら)中の「お巡りさん」。西部劇風の小粋なポーズが極まっている。
 城壁外の広場でマトリョーシカなどの「民芸品」を売っていた。後ろに見えるのは「大修道院の門」。
 買い物帰りの「神父さん」紙袋の中身は何かな…。
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