慶 州 Slide show
 慶州は前57年〜後935年の1000年間、新羅(しらぎ)王朝の都として栄えた歴史の街である。1979年にユネスコから世界10大遺跡地として指定された。石窟庵 仏国寺 窯元 古墳公園 09.5.7
 
 石窟庵は新羅の景徳王代の宰相、金大城(キムデソン)が751年に建立し、韓国仏教美術を代表する世界的な傑作品として認められている。
 駐車場の階段脇にある「鐘楼」。この階段を上ると門に着く。
「吐含山石窟庵(とがんさんせっくつあん)」と書かれた門を通って境内に向かう。
 左のお堂の後部にある土饅頭が「石窟庵」で、その中に仏像が安置されている。右は寿光殿で阿弥陀仏を祭ってある。手水所(ちょうずどころ)にお坊さんが集まっていた。

「石窟庵の内部図」で石を積んだドームの中央に本尊仏の釈迦如来坐像が置かれている。
 石窟庵土饅頭の前にある「お堂」の中を通って、ガラス越しに仏像を拝観する。内部は写真撮影禁止である。
「寿光殿」にはDONATIONと書かれた「賽銭箱」があった。
 
 仏国寺は石窟庵と一緒に建てられた仏閣である。
「仏国寺の門」を通って境内に入る。
 天王門の中に仏法を守護する「四天王」が立っている。日本の仁王よりカラフルである。 
 楼閣「泛影楼(ポミョンル)」を背景にして小学生が記念写真を撮っていた。右端が「紫霞門(チャハムン)」だが、左端の安養門(アニャンムン)は手前過ぎて撮れなかった。

 紫霞門をくぐると「大雄殿(だいゆうでん)」(本堂)がある。
 紫霞門の回廊に「木魚と雲板」が下がっていた。この2つは海と空の生き物を救済する鳴り物である。
 回廊に「小学生の絵」が飾ってあった。
 
 窯元(かまもと)の土産品店を見学する。青磁は高麗時代に宋から伝わった焼き物で12世紀の作品が最高とされ、朝鮮半島だけでなく中国でも高麗青磁として高く評価されていた。
 ろくろを使って「デモンストレーション」していた。
「窯」のレプリカ(複製)が置いてあった。
「土産店内」は撮影禁止らしい。夫婦茶碗で2990円する。
 
 古墳公園は新羅時代の王様もしくは王族の古墳と見られている。天馬塚の墓は5世紀末から6世紀の初頃に作られた積石木槨墳(つみいしもっかくふん)で、この古墳からは金冠や各種の装身具、武器、馬具など11,526点の遺物が出土された。
「大陵苑(デヌンウォン)の門」を通って公園内に入る。
 夫婦で合葬された「双子山型の古墳」もあった。
 白樺の皮に絵かれた天馬図が発掘され「天馬塚」と呼ばれるようになった。
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