フ エ Slide show
 ベトナム中央部に位置し人口は30万人である。19世紀には元朝の都が置かれ、ホン川に面しフエ博物館をはじめ王宮、寺院、皇帝廟など多くの遺跡がある。また東西の建築芸術が融合され、易学、風水学に基づいて方角や土地が選定されている。しかしベトナム戦争の激戦地となり、大きな被害を受けた。市内観光 グエン朝王宮 トゥドゥック帝廟 カイディン帝廟 07.4.24
 
 市内観光で町の様子を眺める。
「フエ空港」に到着。バスに乗ってゲートに向かう。辺りに人気がなく閑散としていた。

「アオザイ」を着た美人の空港係員さんの歓迎を受ける。
「ホン川」を渡って旧市街に入る。
 町に入ると「バイク」が爆走していた。
「マスク」をしている人が多いから、健康意識が高いのであろう。自転車も走っていた。

 ベトナム名物「シクロ」に乗って観光コースを一周する。
 カラフルな「チャイナ服」を売っていた。ご当地で着ている人を見かけなかったから、お土産品である。

「アオザイ」を売っていた。地元の人が眺めていたから、ご当地向けであろう。
「果物店」が並んでいた。ここは旧南ベトナム地方なので「ベトナム帽子」を被って人が多い。
 爆撃を免れた美しい「遺跡」が建っていた。
「戦争の傷痕」も残っている。シクロの運チャンがアメリカが壊したと怒っていた。
 フエとダナンの間に2005年に開通した東南アジア最長(6280m)の「ハイバントンネル」がある。ここを10分程走ればダナンに入れる。
 
 グエン朝王宮はホン川北岸の旧市街地にあるベトナム最後の王宮で、中国の紫禁城を真似て造られた。17世紀頃の城塞跡を1803年からグエン朝が大規模に増築した。ベトナム戦争で大半が破壊されたが、ユネスコの支援で徐々に復元が進められている。
 王宮を囲む外堀を渡り「ガン門」より城内に入る。
 ガン門前の橋から眺めた「フラッグタワー」は1809年ザーロン帝時代に建てられた台座である。
 城内に中国に伝わるお守りの「大砲」がガン門の左右に並んでいる。その前で団体さんが記念撮影していた。

 王宮の周囲は高さ5m、一辺の長さ700m程の「城壁と内堀」で囲まれている。
 王宮正門入口の「午門(ごもん)」。宮内には皇族の屋敷や菩堤寺があり、政治や宗教のセレモニーが行われた。

 午門を入ると蓮の花の咲いた「蓮池」があり、そこに「金永橋」が架かっている。
 橋の「突き当たり」に大和殿がある。
「大和殿」は皇帝の即位式が行われた建物である。
 前庭の左右には左廡(さぶ)と「右廡」と呼ばれる脇殿がある。機密院や内閣などの直房が置かれ、当直の官吏が詰めていた。
 
 トゥドゥック帝廟ホン川の南側にありグエン朝第4代トゥ・ドゥック帝の廟である。釣りや詩作にふける「別荘」として使われ本人存命中の1867年に建造された。彼は阮朝(ぐえんちょう)で最も在位期間が長く、豪奢(ごうしゃ)な生活を送った。
 大きな蓮池のたもとに、皇帝が楽しんだ「釣り殿」があった。
 そばの広場に「階段と門」ある。
 境内に入ると更に「内門」がある。皇帝はここにあった楼閣で詩を作るのが好きであった。

 中庭の奥に「皇帝の墓」が建っている。だが、ここに遺体は無く実際に葬られた場所は謎とされている。
 その両脇に高い「石塔」が立っていた。
 周りに脚の短い「石像」が並んでいた。皇帝の身長が1mしか無かったので、この様な短足な像になった。
 
 カイディン帝廟もホン川の南側にあり、チャウ山の斜面に建てられたグエン朝第12代カイ・ディン帝の廟である。1931年に完成され西洋風のコンクリート造りで、内部には世界から集めた陶器やガラスがちりばめてある。
 正面に「広い階段」と門がある。
 階段を上ると石造りの「お堂」があった。

 更に上ると「官人の石像」が並んでいる。
 その奥にコンクリート造りの「帝廟」が建っていた。
 廟内には「肖像」が置かれ、周囲は陶器やガラスで飾られていた。
 更に玉座に座った「カイ・ディン帝像」があり、その下に皇帝が眠っている。
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