ア グ ラ Slide show
 アグラはインドを統一したムガール帝国のアクバル大帝が建設し16世紀から17世紀にかけて約100年間栄華を極めた。世界一美しい霊廟(れいびょう)「タージ・マハール」は17世紀ムガール皇帝シャー・ジャハーンが、愛妻ムムターズ・マハルの死を悼みは22年の歳月と2万人の労力をかけて建立した。更に自分の霊廟もヤムナ河を挟んだ対岸に造るつもりであったが果たせずに終わった。3代皇帝アクバルは「アグラ」から「ファテープル・スィークリー」へ遷都したが、水不足に悩まされわずか14年で再びアグラに遷都した。「アグラ城」はムガール帝国以前に地元藩主の居城があった跡地にアクバル皇帝が8年間をかけて築いた壮大な城である。インドのイスラム教徒はカメラを向けると激怒するから恐ろしい。05.11.8
 ジャイプールから230Kmの離れたアグラに向かう。危なっかしい状態の「バス」が走っていた。
 途中、インド特有のレンガ色で建てられた世界遺産「ファテープル・シークリー」に立ち寄る。
 水不足に悩まされたと言われた「溜め池」に水が少し残っていた。周囲に山は無く何処から湧いて来るのか不思議である。

 タージ・マハールへの「沿道」には馬をひいた人や老人が歩いていた。
 タージマハールの「城門」には警備兵がいて、航空機搭乗口と同様な所持品検査を受ける。

 銃を持った「警備兵」が城門入口に立っていた。
 城門を抜けると、更に「内門」がある。
 内門を抜けると、インドきっての美観な建物「タージ・マハール」が拝める。観光客が大勢記念撮影していた。この建物は白亜の大理石で造られ、その広場に入るには靴を脱ぐか、ビニールカバーを購入して被せなければならない。ここは王妃の霊廟(れいびょう)だが、文句無しで比類なく美しい建物の一言に尽きる。

「アグラ城」からはタージ・マハールが一望できる。王は妃を偲んで日々眺めていたのであろう。
 そして彼女はここを訪れた観光客の様な「美人」だったのであろう。
 アグラ駅のホームで新幹線の列車を待ったが照明は薄暗く「ホームレス」が大勢寝ていた。今でも踊るマハラジャとマザーテレサの世界が現存している。
 貧困ビジネスの被害者らしい足のない「物乞い」が近づいて来て不気味である。添乗員が列車の待合いを嫌っていた理由が分かった。何とも「悲惨」としか言いようがない…。

  アグラからインドの新幹線「シュタブディ号」に2.5H乗車してデリーに戻る。
 2等車の乗り心地はマアマアだった。
 夕食の「お弁当」の味はマアマアだが、おかずの唐辛子は超激辛で舌が焼けるようだった。
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