剣 ヶ 峰
 剣ヶ峰は御嶽山最高点であり、山岳信仰の一つ御嶽教の御嶽神社奥社がある。風雨と濃霧に阻まれ山頂はおろか山道さえも見失いそうな危険な登山であったが無事に帰れてよかった。
 夜来の風雨で今日の「登山は中止」しようと思ったのだが…。
 途中に山小屋もあるので心配ないとのアドバイスでザックを預けて「9時15分に出発」した。

 登山道の脇に「不気味な石塔」が無数に立っていた。辺りに人影がないのは不安である。
 登り始めて間もなくに「仏像と半鐘」があった。無事を祈って一回叩いたが音が大き過ぎて耳が痛くなった。

 女人堂から1時間登ると真新しい「道標」があった。
 だが登山道は「視界が悪く」人影もないので超不安…。
 登山道脇には相変わらず「不気味な石塔」が建っている。

 1時間半登って九合目の「岩室山荘」に着いた。
 振り返って下を眺めたが「視界ゼロ」。
「石室山荘」は70名収容でお風呂がある。中の通路を素通りして山道へ出たが…。

 相変わらず「視界ゼロ」で人影なし。 
 女人堂から2時間登ると「覚明堂休泊所」があった。
 小屋の近くに「不気味」な仏像や石塔が立っている。
 そこから少し登ると大きな字で山頂まであと「30分位」と書いてあった。山頂に近づくと風の音が不気味に鳴り響いて「足がすくんだ」。

 更に少し登ると「分岐点の道標」がある。天気がよければ二の池にも行けたのだが…。
 30分位を40分かかって「頂上山荘」に着く。 

 向かいに「剣が峰山荘」があった。
 頂上山荘脇にある「階段を登る」と…。
「剣ヶ峰の頂上」にある御嶽神社奥社に女人堂から2時間半かかって到着。ほこらと祭神像が祭ってあり信者が風雨の中で祈っていた。 

 隣に「社務所」があった。
「頂上表示」の棒があったので「頂上到達確認」ができた。相変わらず風雨が激しく「視界ゼロ」。
 登山者に御嶽神社奥社をバックに「記念撮影」のシャッターを押してもらう。山頂には2〜3人しかいなかった。

 下山途中に五の池小屋で会った「親子に再会した」。毎年登っているそうで「余裕の笑顔」にビックリ!。
「親子のお爺さん」らしき人も登ってきた。雨具が風雨に煽られている。 
「濡れた山道」に足を取られながら一時間ほど下ると遠くに雨に霞んだ「女人堂の屋根」が見えた。もう少しだと一安心したのだがまだ一時間も要した。
 ずぶ濡れで頂上から2時間下って「女人堂」に立ち寄り、ザックを背負って更に1時間半ほど下って飯森駅に着く。そこから「ロープウエイ」に乗ってうだる様な暑さの下界に戻った。
 40年前に購入した「ヘンケ・モンブラン」だが修理不可能で御嶽山を最後に燃物ゴミになってしまった。
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