木 曽 の 御 嶽 山
 自宅2012.8.13(10:00発)大宮駅(09:02発)新幹線あさま509号(1:16)(10:18着)長野駅(11:00発)特急しなの10号(1:30)(12:30着)木曽福島駅(13:40発)御岳交通バス(1:00)(14:40着)鹿の背ロープウエイ駅(14:50発)ロープウエイ(00:15)(15:05着)飯森ロープウエイ駅登山(1:30)(16:40着)女人堂8.13泊(8:30発)登山(2:30)⇒三の池⇒登山(0:40)五の池小屋下山(2:50)(15:10着)女人堂8.14泊(9:10発)登山(2:30)(11:40着)剣ケ峰(御嶽山頂)(11:45発)下山(2:00)女人堂下山(1:20)(15:05着)鹿の背ロープウエイ駅(15:10発最終バス)交通機関(5H)(19:26着)大宮駅(20:30着)自宅2014.8.15
 黄色は交通機関 赤字は目的地 茶色は実際に要した時間 桃字青字は出発宿泊帰着日
「木曽の御嶽山」は活火山で古来より信仰の山として多くの信者に畏敬される神聖な山岳である。御嶽山登山には鹿の瀬駅からロープウエイを利用するのが一番楽なコース。晴天時なら尾瀬のひうちヶ岳(2400m)と同じレベルの山だが「剣ケ峰」の山頂は標高3067mもあるので高山病に要注意。高山病対策はアルコールを断ち水を飲みユックリ登るとされるがスポーツ用の酸素を吸うのが一番手軽で有効。出発当日のさいたま市は蒸し暑い曇り日であった。大宮、長野と鉄道を乗り継いで「木曽福島駅」に到着した時は涼しかったが天候はドンヨリとした曇空であった。駅前から発車するバスに乗り「鹿ノ瀬駅」に着きロープウエイに乗り標高2150mの「飯盛駅」から標高2470m八合目の「女人堂」の山小屋に向かって登山を始めた。この頃から雨がポツポツ降り始め、やがて本降りになり傘をさして登ったが一時間半かけて午後4時40分に女人堂へ着いたときは下着まで濡れていた。お風呂が沸いていたので入浴して身体を温め酸素吸入をして夕食をとった。その夜は冷え込み翌日は朝から雨が降っていたが「継子岳(ままこだけ)」標高2859mを目指し出発した。だが雨天での登山経験が少なく、更に2500m以上の高所を長時間歩き続けるのは年齢的に無理で「三の池」を通り「五の池小屋」標高2798mまでの往復になってしまった。その日は一日中雨が降り続き、他山や下界の風景はガスに阻まれ全く眺望できなかった。翌日も夜来の雨が降り続き「剣ケ峰」3067mへの登山は無理ではないか思われたが、途中に山小屋が沢山あるとのアドバイスを受けザックを小屋に預けて雨の降り続く登山道を山頂目指して出発した。途中で何人かの下山者に出会い道筋と所要時間を尋ねながら登り続けた。山頂に近づくと更に風雨が強まり風の不気味なうなり声が辺りにこだまし恐怖で足がすくんだ。山道の周囲はガスに覆われ視界は10m程しかなかったが、道標を頼りに何とか無事に山頂に辿り着いた。始めはここが本当に山頂なのかと疑ったが「山頂標識の3067m」を確認し、山頂にいた登山者に頼んで「御嶽神社奥宮」をバックに記念写真を撮ってもらい早々に下山を始めた。少し下ると風雨の中を元気に登ってくる「親子3人連れ」に出会った。毎年この山を登っていて今年は次女を連れての登山だと話してくれた。写真を撮って郵送したので喜びのご返事を頂いた。今も元気で家族登山を続けておられるそうだ。最終バスの時間が迫っていたので女人堂に立ち寄りザックを背負い、ずぶ濡れのままでロープウェイ駅に向かって駆け足で下山した。そして辛うじて木曽福島行きの最終バスに間に合い、往た時と同じ鉄道を乗り継ぎ無事にうだる様な暑さの自宅に辿り着いた。帰宅後に風邪をひいて暫く寝込んでしまったから年齢的に無謀だったと反省した。2012.8.13~8.15 3日間。追記、御嶽山は2014年(平成26年)9月27日正午に剣ケ峰山頂・御嶽神社奥宮の後方にある火口から噴火し、戦後最悪の火山災害となった。NHKアーカイブス。2023年10月12日 現在の御嶽山立入規制情報。2023年12月2日 御嶽山ガイドマップ
三の池のほこら
三の池
剣ケ峰山頂・御嶽神社奥
風雨の剣ケ峰山頂へ向かう親子
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女人堂 五の池小屋 剣ヶ峰 女人堂 五の池小屋 剣ヶ峰