メ キ シ コ キ ュ ー バ
 成田11.11.2 (13H) メキシコシティ(1)11.2 メキシコシティ(2)11.3 (2.5H)ハバナ11.4 シエンフェゴス ⇒ トリニダ11.5 サンタ・クララ11.6 コヒマール11.7 (1.5H) カンクン11.8チチェン・イッツァ11.9 (2.5H) ⇒ メキシコシティ乗り継ぎ ⇒ 機中泊8.10 ティファナ給油 ⇒ 機中泊8.11 (18H) 成田8.12
 (**H)は空路  赤字は観光地  青地は出発宿泊帰着日
 メキシコの人口は1億1千万人、人種は先住民またはスペイン人との混血で、宗教はカトリック、言語はスペイン語である。面積は日本の5倍で首都のメキシコシティは2000メートルの高地にある。日中の気温は通年20度位だが朝夕は10度とかなり冷え込む。14世紀にアスティカ王国が栄えるが16世紀から299年間はスペインの植民地であった。19世紀にスペインから独立するが、米墨(べいぼく)戦争で国土の半分を米国に奪われ現在に至っている。メキシコにはアメリカに麻薬を密輸する犯罪組織がはびこり、空港の手荷物検査が厳しく不愉快な思いをさせられることがある。だが麻薬犬の姿を見たのは一度だけで無作為な検査と言うよりは、検査官の気分で適当に調べているようであった。メキシコ人の顔つきは総じて暗くラテン系の陽気な雰囲気は感じられない。世界三大ピラミッドの一つテオティワカンの太陽と月のピラミッドの高さは50m程であり、太陽のピラミッドは頂上まで階段で登れる。カンクンは1970年代にメキシコ政府が造ったリゾート地でビーチの長さは20kmもある。年間を通して好シーズンとされるが、浜辺の波は荒く遊泳禁止の赤旗が立っていて人影は疎らであった。チチェン・イッツァーにあるマヤ文明は天文学が発達し正確な暦を持つことで知られている。ここの遺跡は紀元前に建てられたもので8世紀に最盛期を向かえ9世紀に突然滅亡した。マヤ文明はテオティワカンと同様な生にえの風習があり、この辺りの先住民は総じて残酷な性格だったのではないだろうか。スペイン人も多くの先住民を惨殺したから、その混血の末裔であるメキシコ人がラテン系の陽気な性格だとは考え難い。キューバは1942年にコロンブスが始めに発見した島であり上陸したスペイン人が奴隷として先住民を酷使し全滅させたのでその末裔は残っていない。キューバの現地ガイドはコロンブスを英雄視するのは間違っていると怒っていた。現在の人口は1100万人で人種は白人または黒人とその混血である。共産国だが宗教は自由、言語はスペイン語で国土の面積は本州の半分である。スペインに征服されたのち1898年にアメリカの植民地にされ、1959年にカストロのキューバ革命で独立し現在に至っている。空港の手荷物検査はメキシコと違って厳しくないが、何を警戒してしているのか不明だが数名のガードマンが目を光らせて動き回っていた。空港周辺にカストロやゲバラの肖像画はなく、入国すると映画で見るようなクラシカルなアメ車が沢山走っていてガラパゴス的な雰囲気であった。アメリカ人は入国できないが白人の観光客が大勢いるので普通の観光地と全く変わらない。トリニダでは白人と黒人の女学生が仲良く下校していて、ヘミングウェイが好みそうな長閑(のどか)で世俗化しない落ち着いた感じのする国であった。渡航日11.11.2~11.12 11日間。
グァダルーペ寺院
(メキシコシティ)
月のピラミッド
(テオティワカン)
メトロポリターナ大聖堂
(メキシコシティ)
サルサダンス(ハバナ)
トリニダの風景
トリニダの女学生
ゲバラ像(サンタクララ)
カンクンの渚にて
ククルカンのピラミッド
(チチェン・イツァ)
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