日本の歴史は紀元前から始まり「縄文~前3」⇒「弥生~239 」⇒「古墳~562」⇒「飛鳥~708」⇒「奈良~784」⇒「平安~1191」⇒「鎌倉~1336」⇒「室町~1573」⇒「安土桃山~1603」⇒「江戸~1868」⇒「明治~1911」⇒「大正~1925」⇒「昭和~1989」⇒「平成~」となっている。単一民族国家であり象徴の天皇は世襲制で神武天皇(前660)から始まり平成(1987~)の今上(きんじょう)天皇まで2000年以上も途切れることなく続いている。人口は過密でイタリアの2倍、面積はイタリアとほぼ同じである。ラテン系の熱狂的な表現や誇示を好まない国民性で外国人にはマナーは良いが曖昧(あいまい)で理解し難い国と映るようだ。謙虚さを美徳とする文化があり、余り執拗(しつよう)に自己主張したり鼓舞するとストーカー(異常者)やオタク(社会常識に欠けた人)と見なされる。一般に「恥の文化(日本)」「面子の文化(中国)」「恨みの文化(韓国)」「罪の文化(英米)」などと言われるが人それぞれだから単にお国がらと理解する程度がよい。近隣諸国に問題視される侵略の歴史は諸外国にもあり日本人が特別残忍な民族と言う訳ではない。むしろ自虐的で欝(うつ)っぽい傾向が特定の知識人に多々見られる。仏教国だが世相を反映し多くの人々がカルト教団に帰依している。不況と少子高齢化に喘(あえ)ぐ日本だが、高齢者の富裕層が所有する個人金融資産は総額1299兆円(12兆ドル)あると言われ、現在困窮している多くの国民は若者である。今後日本経済が20~30年問持ち堪(こた)えれば、少子化で人口密度が下がり金融資産も引き継げるので、北欧並みの社会福祉国家になれるだろう。今回は西日本に点在する世界遺産を観光した。飛鳥時代から続くこの深閑とした文化遺産が日本人の国民性を物語っている。京都の銀閣寺は修復中であったが、紅葉の季節で大勢の修学旅行生や高齢者が観光に訪れていた。だが、ベストシーズンにも関わらず外国人観光客が殆どいないのは意外であった。観光スポットが都会にあるテーマパークの様で、近郊の景観と余りにもかけ離れているのが不人気の一因であろう。周遊日09.11.14~11.19 6日間
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