ロ シ ア
 成田09.8.9 (10.5H) モスクワ(1) モスクワ(2)8.9~8.10 スズダリ ウラジーミル8.11 セルギエフ・ポサード ⇒ モスクワ ⇒ (1.5H) サンクト・ペテルブルク(1) サンクト・ペテルブルク(2) エルミタージュ美術館 サンクト・ペテルブルク38.12~8.14 (1.5H) ⇒ モスクワ ⇒ (10H)8.15 ⇒ 成田8.16
(**H)は空路  赤字は観光地  青地は出発宿泊帰着日
 ロシアの面積は世界最大で日本の45倍あり人口は日本より一割多い。国民の80%がロシア正教徒で、他にイスラム、カトリックなどがある。政治体制は共和制、連邦制(共和国や州等83の構成主体からなる連邦国家)で、100以上の種族からなる多民族国家だが黒人は極少ない。輸出品目は石油、天然ガス、ダイヤモンドなどの天然資源が主になっている。ロシアの略史は(9~12世紀)ウラジーミル1世がロシア正教の元となるギリシア正教を布教(12世紀後半~14世紀)ウラジーミル・スーズダリ公国が興る。(1240年~1480年)モンゴル帝国の支配下となる。(1480年~17世紀)モスクワ公国、イヴァン3世、イヴァン4世(雷帝) (1613年~1917年)ロマノフ朝時代、ピョートル大帝、エカテリーナ2世、アレクサンドル1世、ニコライ1世、アレクサンドル2世、ニコライ2世。⇒(1917年)レーニンのロシア革命。(1922年)スターリンのソヴィエト連邦成立。(1991年)ゴルバチョフのソヴィエト連邦崩壊、エリツィンのロシア連邦誕生。(2000年)プーチン大統領就任。(2008年5月)メドヴェージェフ大統領就任となっている。ソ連共産党政権崩壊の原因は、経済の停滞と国民が西側の偏った豊かさを知ったことに因る。現在の暮らしは若者には好評の様だが年金生活者の老人には頗(すこぶ)る不評である。モスクワの物価は世界で一番高く、公務員の給与は10万円、サラリーマンは14万円と低額である。ペテルブルグのサラリーマン給与は10万円、ロシア全体の平均給与は7万円と更に低い(2008年アルジゲート証券調べ)。2007年の失業率は6.1%であった。大学進学率は30%台であるが、モスクワ大学卒の13/15は失業中であると言われている。公務員の就業時間帯は9AM~5PM、サラリーマンは10AM~6PMである。ロシア人は仕事嫌いであり、離婚率は65%と高くモスクワのガイドさんもバツイチであった。年金月額は一万円でアルバイト無しでは生活出来ないが、土地が広いので自給自足できる環境にある。ロシア料理は油っぽく塩辛いので、男性の平均寿命は58才で女性は71才と短命である。医療保険は無く歯の治療一本に17万円も掛かる。医者と自営業のビジネスマンに大金持ちが多い。地下鉄が発達していて何処まで乗っても運賃は数十円と低額である。だが、地下鉄に乗って通勤するのは格好が悪いとされ、特に若者は車好きで一家に1.8台の割合で車を持っているそうだ。一般市民の賃金ではとても買えるとは思えないから、極端に歪(いびつ)な格差社会なのであろう。モスクワの渋滞と運転マナーの悪さは有名で、年間4万人が死亡しているそうだ。しかし、旅行中にそれ程危険を感じることは無かった。自転車は冬道路が氷って走れないので誰も所持していない。「宗教は民衆のアヘンである」とのマルクスの言葉を踏襲したスターリンは宗教を厳しく弾圧し、大勢の聖職者を死刑か島流にし多数の教会を破壊した。その割には今回美観な教会を沢山見ることが出来たのはロシア政府が復元に努力しているからであろう。大陸性気候のモスクワに比べ、サンクト・ペテルグルブは海洋性に近くバルト海の影響で常に湿度が高く夏は雨が多い。スターリン時代に建てられた住宅は高級、ブレジネフは中級、フルシチョフはボロであり、ソ連経済が次第に行き詰まっていった様子が伺える。幸い地震(温泉もなし)の無い国なので、直ぐ倒壊する不安はない。モスクワやペテルブルク市民の七割は郊外に畑とダーチャ(別荘)を持っているので、勤め人は普段市内の共同住宅に住み週末を別荘で過ごす。また年金生活者はダーチャで暮らし、ソ連時代は旅行にも行けたそうだから日本より余程優雅であった。ロシア通貨のルーブルは不安定なので市民はユーロかドルで預金しているそうだ。山形県出身の日本食レストラン将軍の店主に寄れば、プーチン首相はロシア国民に人気があり親日的で娘は日本通で日本語を習っている。オバマ大統領、中国、北朝鮮にも友好的であり、次期選挙で大統領への復帰を目指している。共産主義が崩壊した理由は不明だが、ゴルバチョフはソ連で超不人気な大統領であった。北方領土返還は他の領土問題に悪影響が及ぶので、今後とも返還は望み薄である。品物が無く市民の行列する時代が長期間続いた共産主義には暗いイメージがあり昔に戻りたくない。ロシアに来て30年も経つので、もう日本には帰れないと語っていた。モスクワのガイドさんの話ではロシア輸出品の一位はウオッカで二位はカラシニコフ銃だそうだ。銃は買えないので最高級のウオッカとチョコレートをモスクワ空港の免税店で購入し帰国した。チョコレートは極めて美味しくお勧め品である。名酒のウオッカは(カミサンが)もう飲み終えてしまった。渡航日09.8.9~8.16 8日間
聖ワシリー寺院
(モスクワ)
赤の広場
(モスクワ)
クレムリン儀仗兵
(モスクワ)
救世主キリスト大聖堂
(モスクワ)
ウスペンスキー大聖堂
(サンクト・ペテルブルグ)
血の上の教会
(サンクト・ペテルブルグ)
スモーリヌイ修道院
(サンクト・ペテルブルグ)
聖イサク寺院
(サンクト・ペテルブルグ)
ニコライ宮殿フォークロアショー
(サンクト・ペテルブルグ)
HOME NEXT 
モスクワ スズダリ ウラジミール サンクト・ペテルブルク