ス ペ イ ン
 成田07.12.22 (12H) ⇒フランクフルト⇒ (2H) バルセロナ12.22 ⇒バレンシア12.23 グラダナ12.24 ミハス セルビア12.25 コルドバ マドリード12.26~27 トレド (2H) ⇒フランクフルト⇒ (10.5H) ⇒成田12.29
 (**H)は空路  赤字は観光地  青地は出発宿泊帰着日
 15世紀末、キリスト教徒のアラゴン王フェルナンド2世とカスティーリャ女王イサベル1世が、グラダナにあったイスラム王国を陥落させスペイン支配を確立した。そして女王イザベラの支援を受けた、ジェノバ商人クリストファー・コロンブスがアメリカ大陸発見し、世界史の一大偉業を成し遂げる。以降スペインは新大陸を侵略し巨万の富を得る。16世紀、スペイン・ハプスブルク朝により「太陽の没することなき帝国」として一世紀に渡り繁栄を究めたが英海軍に敗北以後衰退する。1931年の無血革命で共和制に移行したが、1936年に内戦が勃発しヒットラーの支援を受けたフランコによる独裁政権が成立する。大戦後もフランコの巧みな外交と政治手腕で政権が40年近く継続した。1975年彼の死後、フアン・カルロス一世が即位し1978年に新憲法による立憲君主制が樹立し現在に至っている。面積は日本の1.3倍、人口は約1/3、宗教は99%がカトリック教徒である。フランスに次ぐ世界第2位の観光大国で年間6000万人も訪れるが、日本人客は0.6%の6万人と少ない。EU加盟国で通貨はユーロである。産業は工業、観光業、農業の順に発展し各国からの投資が続いている。温暖な環境に恵まれ食料は自給自足分を超えて収穫される。特にオリーブと葡萄の生産は世界一でフランス、イタリアのワインの多くはスペイン産の葡萄を使用している。日本のタコは80%がスペインからの輸入である。出生率が欧州で一番低く国立大学の年間費用は10万円と低額だが進学率は低い。人口の1%の富裕層が国土の50%を所有しているので道路の買収が容易で自動車による交通網が発達している。国土が広く人口が少ないので鉄道と航空機の路線は赤字になり易く、経済が好調な割には失業率が10%台と高く出稼ぎで生計をして国民が多い。住宅価格は地方で1000~2000万円、都会で5000~6000万円と高額である。中世の街並みをそのままに留めた世界遺産トレドの風光には感動しが、駆け足の観光で疲れた為か、シーズン外であったのか、周囲の人々が皆観光客だったのかは不明だが一口では表現できない多様な国である。カトリック教徒のクリスマスは各人自宅で静かに過ごすらしく派手なお祭り騒ぎはしていなかった。カルメンと闘牛に代表される情熱の国、ラテン・スペインのイメージは想いの外、もの静かであった。渡航日07.12.22~12.29 8日間
サグラダ・ファミリア
(バルセロナ)
グエル公園
(バルセロナ)
アルファンブレラ宮殿
(グラナダ)
白壁の別荘
(ミハス)
大聖堂
(セビリア)
フラメンコ
(マドリード)
ラマンチャの風車
(マドリード)
世界遺産の街
(トレド)
黄金の祭壇
(トレド)
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